【民泊】仕事中や旅行中に家を他人に貸し出すサービスが海外で登場。日本でも流行るかな?

海外では民泊を手掛けるスタートアップ企業が数多く誕生し、様々な新しいサービスが提供されています。そんな中で面白いなぁーと思ったサービスが、仕事中や旅行中に部屋を貸し出してしまうサービスです。

執筆時点では日本ではサービスを開始されていませんが、興味深かったのでご紹介します。

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仕事中に自宅をフリーランスに貸し出すサービス(Globe)

サービス提供会社:Globe(アメリカ)

仕事している間、誰もいない自宅をフリーランスの作業場として貸し出しませんか!?
というのがこのサービスです。

主にフリーランスをターゲットとしており、フリーランスが遠出した際に近くにある他人の自宅を作業場として利用するなどのケースを想定しています。Airbnbのように宿泊ではなく、時間貸しです。利用者は、作業場として利用するだけでなく、昼寝やシャワーなども許されています。

自宅を貸し出した側は、利用された時間に応じて料金を得ることができます。
サイトによると、最大で月2,500ドルを稼ぐことができるそうです。

安全面が心配ですが、利用者がサービスを使う際はIDカードを提示し、身元を明らかにする必要があります。また、自宅を貸し出したことで損害を受けた場合は、保険会社より最大100万ドルの補償がなされます。

赤の他人に自宅を利用させる精神的ハードルは高いでしょうが、潜在的な市場はとてつもなく大きいですよね。仕事の帰りが遅くなることはあっても早くなることは滅多にないので、貸し出す側も貸し出し時間を事前に決めやすいことですし。
今後の発展に注目していきたいです。

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旅行中に自宅を宿泊場所として貸し出すサービス(Leavy.co)

サービス提供会社:Leavy.co(フランス)

旅行中に自宅を貸し出しませんか?
というサービスを提供しています。

Airbnbとサービスがバッティングしていますが、面白いのは、貸し出す部屋を登録した時点で料金が支払われるという点です。もし利用者が現れなくても、料金は支払われるのです。そのため貸し出す側は、旅行に行く前に資金を確保することができます。
このサイトによると、Airbnbよりも低めの価格設定をとっているため、ほぼ確実に宿泊者を集めることができるそうです。
ユーザーは安い金額で宿泊でき、貸し出す側は即座に資金を得ることができるというwin-winの関係を構築できているのですね。

また、Leavy Coinという独自の通貨を導入していて、サイトに地域の写真やコメントを投稿するとコインをゲットすることができます。

たまったコインは、町中のお店で実際に利用することができます。
収益手段を家の貸し出し以外にも複数設けていることで、ユーザーの継続率を高めることを目指しています。

日本でも価値観は変わるのか?

このサービスを知った多くの人は、「知らない人に自宅を貸し出すなんて私は嫌だ!」と強い抵抗を感じることでしょう。私も同感です。
ただ、Airbnbの進出によって少しずつ民泊も普及してきています。

Weworkなどの外資系企業が日本に進出したことで、「勤務場所は固定」という価値観は変わっていきました。
今回紹介したような民泊企業が今後日本に進出してくれば、住宅に関する考え方も大きく変わってくるかもしれません。

近い将来、複数の家族で一つの家をシェアするなんてことが当たり前になっているかも?