給与計算担当者はつらいし、難しい。けれど良いこともあるよね。というお話

給与担当者ってつらいですよね。覚えることたくさんありますし、ミスが許されない仕事ですし。給与日って本来であれば嬉しいはずなのに、給与担当者にとっては恐怖の日でもあります。「間違いがあったらどうしよう?ていうか、ちゃんと伝送できてるよね?」と。

筆者である私も給与担当者として10年ぐらい働いてきましたので、辛いと思うこと多々ありました。一方で、良かったこともあります。この記事ではそんなつからったこと・良かったことをまとめていきます。

仕事がつらいと思っている方がこの記事を読んで、孤独感を和らげてくれたら嬉しいです。

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給与計算担当者はつらい

ミスができない

給与計算は間違いが許されない仕事です。ミスがあったら大きな問題になってしまいます。従業員に謝罪をして、再発防止策を考え、場合によっては社会保険の届出をし直したりしなければなりません。

毎月そのプレッシャーと闘います。

法律の改正が多すぎる

税額控除、社会保険料率、退職金関連、働き方改革関連、毎年なんらかの法改正が実施されていますね。知らなかったら大問題です。多岐にわたる法改正をリアルタイムで把握しておく必要があります。勉強が大変です。

年末調整なんであんな面倒なの?

見ただけで吐き気を感じる「基礎控除申告書」。この書類の書き方を社員にどうやって説明すればいいの?

書類を配布すれば、やまない問い合わせ。給与と所得の違いを、私は人生であと何回説明すればいいのだろう?

従業員で知識レベルに差がありすぎる

定時決定のことを熟知している人もいれば、健康保険と厚生年金の違いについて知らない方もいたり。同じ会社の中でも社員それぞれで知識レベルの差が大きいです。

社員の方からの問い合わせ対応する際は、「この方はどこまで知っている人なのか?」を見定めなければなりません。知識レベルの見定めを誤ってしまうと、余計に話がややこしくなってしまいます。

社会保険の苦情を言われがち

ご意見は真摯に受け止めます。ただ、社会保険料の料率は私が決めてるわけではありません。年金に不安を抱くのは私も同じです。その気持ちは選挙に反映しましょう。

将来不安

HR-techの発展でどんどん自動化されていく仕事。楽になって嬉しいのですが、将来に不安も感じます。自分の仕事がテクノロジーに奪われる不安がこれからずっと付きまといます。

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給与計算担当者で良かったこと

社員全体の給与水準知れる

社員全体の給与を知れるのは、一部の役員と給与担当者ぐらいではないでしょうか?

給与担当者なら一度は思う。「課長レベルでもこのぐらいなのか…。」

会社全体の水準を知れるので、ライフプランが立てやすくなります。

社会保険に詳しくなれる

社会保険は生活に切り離せない大事な制度ですが、学校ではほとんど習いません。給与担当者は、お金をもらいながら社会保険制度を学べる貴重なポジションです。

転職先たくさんある

会社に必ず一人はいる給与担当者。転職先は無数にあります。日本の年収は、ジョブよりも業界の違いが大きいので、同じ仕事でも業界によって年収が異なります。年収の高い業界に転職できるチャンスです。

ぶっちゃけ暇なときありません?

今まで複数の会社で給与計算を担当してきましたが、暇なときが結構ありました。

給与を締めて伝送が終わってしまえば、そこまで忙しくありません。しかも、テクノロジーの発展でどんどん業務が自動化されていきます。割と暇です。

まとめ

給与計算担当者を経験してきて、つらいと思ったこと・良かったことをまとめました。

今回ご紹介したつらいことも、仕事の進め方で解消できるものばかりですので、経験は決して無駄にならないと思っています。会社員として大事な知識は身につきますし、どこの会社でも通用する人材になることができます。

大変なことはありますが、これからも頑張っていきましょう。今の会社が嫌になったら転職すればいいんですから。