本や映画

給与計算担当者におすすめの本5冊 【計算実務・手当見直し・RPA・小説など】

人事部で労務系の仕事を10年近く担当しています。新人への教育や自身の勉強のために労務系の本はたくさん読んできました。

そこでこの記事では、今まで読んだ本の中で特に勉強になった本/参考になった本をテーマ別にご紹介していきます。

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給与事務・手続き ~新人への教科書に最適な基礎本~

この本のおすすめポイント

直属の後輩ができたときには、まずこの本を入門編として勧めています。

残業代とは? 年末調整とは? という制度の概要から、細かな事務作業の流れまで

給与担当者が知っておくべき内容がまんべんなく記載されています。

活用シーン

給与に詳しくない社員への教科書に。

給与に詳しくない後輩が私の部署に異動してきた時には、会社の経費でこの本を購入し、後輩君に渡しています。

後輩には全部を一気に通読させるのではなく、担当業務に取り掛かる際にこの本の該当箇所を読むように勧めています。例えば、「来週から年末調整の業務についてレクチャーするから、時間がある時にこの本の年末調整のページをざっと読んでおくと理解がスムーズにいくと思うよ」といった感じで勧めています。

新人や後輩に業務を教える際に大変役に立つ教科書的・給与本です。


ちなみに上記の本は、社会保険についてはそこまで詳しく記載されていません。「給与だけでなく、社会保険も詳しく説明されている教科書的な本が欲しい!」 という方にはこちらの本がおススメです。↓

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給与制度設計

この本のおすすめポイント

手当を再検討する際におすすめの参考書です。同一労働同一賃金の実現のために、注意しなければならないのは基本給よりも各種手当の内容です。

正規と非正規の支給内容の格差は合理的なのか?この手当は非正規に支給していないけど、本当に良いのか?ということを手当一つ一つ検討しなければなりません。そんな時に、この参考書はとても役に立ちます。

各種手当の意義だけでなく、手当統廃合の順番や留意点などが細かにまとめられており、まさに給与設計の担当者向けに書かれています。

活用シーン

同一労働同一賃金を踏まえ、手当の再検討・統廃合を進める参考書に。

諸手当を再検討する際に、この参考書を読まれることをお勧めします。


同じシリーズで退職金に関する参考書もあります。退職金制度について学びたい方はこちらの本をどうぞ。

RPA ~給与担当者はロボットに置き換えられるのか?~

給与担当者にとって今もっとも気になる存在がRPAやAIではないでしょうか。RPAとは「Robotic Process Automation」の略で、定型的なバックオフィス業務を自動化するテクノロジーのことです。

国内のRPA事例として有名な日本生命の「ロボ美ちゃん」は、6台で20人分の働きをしてくれているそうです。参考

そんなRPAの得意分野は、ルールに則り大量の定型業務を自動化すること。つまり給与計算業務との相性はピッタリです。自社にも既に多くのRPA会社が売り込みにきています。

給与計算担当者にとってRPAは業務を楽にしてくれる味方なのか?職を奪う敵なのか?今後の急速な流れに振り落とされないためにも、RPAについてしっかりと学んでおきたいものです。

RPAに関する本をいくつか読んだ中で、個人的に最も面白かったのがこちらの本。

この本のおすすめポイント

Amazonのカテゴリ別で長期間1位に居続けたベストセラー本です。日経BP社発行ということもあり、綿密な取材に基づいた他社事例がたくさん掲載されています。前半部分でRPAに関する知識を紹介した上で、後半部分で実際の導入事例を紹介しています。

導入を支援するコンサルタントが執筆しているため、導入時の苦労が担当者目線でしっかりと紹介されています。他社の事例を知ることで、「うちの会社ならあの業務もRPAでできるんだ」とイメージが湧きやすくなります。

活用シーン

RPAの基本や他社事例について学ぶ導入本として。

詳しくは、別の記事にまとめましたので興味がある方はどうぞ。

RPA導入事例を学習するためのおススメ本 『RPAの威力』

また、「人事データサイエンス」 関連の本については、こちらの記事でオススメ本を紹介しています。↓

『人事のためのデータサイエンス』 ~人事部員のためのデータ解析入門本~

続いては趣向を少し変えて経済小説を2つご紹介します。
ストーリーを楽しみながら人事に関する社会問題を学ぶことができる作品です。

日本の社会保障問題を学ぶ

「ハゲタカ」でおなじみの真山仁の作品。日本の社会保障改革を今後も存続できるように聖域なく改革したら何が起こるのか?

日本の社会保障問題の将来を楽しく学びたい方にお勧めの小説です。詳しくは別記事にまとめましたので、こちらの記事をどうぞ。

小説『オペレーションZ』感想 ~日本の財政問題を考えるきっかけに~

流通業界の派遣事情を学ぶ

ラピュタでおなじみの”あの呪文の言葉”をタイトルにした経済小説です。

日本社会を崩壊させるには意外と簡単なのでは? というテーマをリアルに描いています。

Amazonをはじめとしたネット注文業界がいかに派遣社員に依存しているのか?についてハラハラしながら学ぶことができます。派遣社員をめぐる問題についてストーリー形式で学びたい方にピッタリの作品です。

こちらも詳細は別記事にまとめていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

経済小説『バルス』の感想【流通業界の派遣問題を考える】

法律改正やHRテックの発展など、労務系の仕事もどんどん変化してきていることを感じます。常に知識をアップデートしていきましょう!

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