2019年に愛知県庁の採用試験を受けました。結果は、最終面接まで進んだのですが、そこで落選…。今後受験を検討している方に参考になればと、愛知県庁受験記をまとめていきます。
愛知県庁採用試験の概要
私が受験した試験は、「民間企業等職務経験者を対象とした愛知県職員採用試験」です。7年以上の職歴を有する人が対象のいわゆる中途採用試験です。
一次試験:教養科目と論文の筆記試験(合計2時間半)
二次試験:適性検査(1時間)と個人面接(30分)
三次試験:個人面接
公務員試験によくある専門試験は無いため、門戸の広い試験です。その分面接が重視される試験でもあります。
日程は、こんな感じでした。(2020年4月採用)
7月ごろに試験を検討しましたので、準備期間は2か月ほど。準備期間の短さに不安はありましたが、対策はしやすい試験だったと思います。
愛知県庁の給与を知りたい方は、こちらの資料に良くまとまっています。(参考)
【筆記試験】教養試験の内容
教養試験の範囲はとても広いです。試験範囲はこんな感じです。
一般知能 (25問) |
一般知識(25問) | ||
---|---|---|---|
社会科学 | 人文科学 | 自然科学 | |
数的推理 | 政治 | 日本史 | 数学 |
判断推理 | 経済 | 世界史 | 物理 |
空間把握 | 時事 | 地理 | 化学 |
資料解釈 | 倫理 | 文学 | 生物 |
文章理解 | 地学 |
例題はこちらから見られます。
高校1~2年で習う基礎レベルな問題がほとんどです。そのため、手広く学習して点数を落とさない対策が求められます。
一般知識の中で出題数が多いのは、「歴史」・「時事」・「政治」です。一方で、自然科学は各分野から1題だけ出題されます。
【筆記試験】教養試験の対策
おススメの勉強方法は以下の通りです。
② 出題数の多い一般知能の解き方を習得
③ 一般知識は 社会科学⇒人文科学⇒自然科学 の順で勉強
④ 覚えておきたい知識を一つのノートにまとめ、最後はその知識だけを復習
まずは、対策本を購入し、問題の傾向をつかみましょう。
愛知県試験に絞ったこの本を一通り読み、全体像を把握することをオススメします。
全体像を把握したら、出題数の多い一般知能の解き方を習得しましょう。解き方を一度理解してしまえば忘れにくいので、先に習得しちゃいましょう。そうすれば、その後は暗記科目である一般知識に集中できます。
文系出身の私は、自然科学が最も苦手でしたので、数学や化学問題は、覚えられそうな公式だけを覚えることにしました。
一方で世界史や日本史は得意科目でしたので、ここで差をつけるよう頑張りました。歴史の学習には以下の流れがおススメです。
・過去問を解く
・知らない知識に出会ったら参考書 or googleで調べる
・覚えておきたい知識をワードファイルなどにまとめてオリジナルノートを作る
参考書はこちらの本がおススメです。
オリラジの中田さんが紹介していて購入したのですが、非常に読みやすい作りになっています。
問題を解き、分からなかった問題や重要なポイントを一つのワードファイルにまとめ、自分なりの教科書を作りました。試験前はそのノートだけを見返していました。
その他筆記試験でお世話になったサイト
【筆記試験】論文試験の内容
私が受けたときの試験内容は、「自身の職務経験で克服した課題とそこから得られたものを答えよ」という問題でした。例年通り、職務経験を書かせる問題でした。文字数は800字。回答用紙はマス目有りなので、書き直しが面倒なタイプです。
直近の過去問はこちらで確認できます。
【筆記試験】論文試験の対策
問題はほぼ毎年同じ内容なので事前にしっかりと対策しておけば問題ありません。
・工夫したこと
・そこから得たもの
・県庁職員としてどう活かせるか?
これらの内容を800字以内にまとめた文章を事前に作成しておいて、要点を暗記しておきましょう。
このような対策を2か月ほど行い、試験に臨みました。筆記試験はあぶなげなく合格できたので、自分の対策は間違っていなかったかなと思います。
試験当日の流れや面接の内容については、次の記事でご紹介します。