【飲み会】「お酌(お酒を注ぐ)」と「小皿への取り分け」は自分でやるようにしませんか?

会社の飲み会が好きではありません。

社会人10年目を迎えつつありますが、未だに好きになれません。
周囲の同僚や後輩もそう思っている人は多くいます。

なぜ、嫌なのか?
一番は「気を遣うから」というのが大きな理由です。

若手社員は、
・先輩のお酒を注ぐ
・サラダを人数分小皿に取り分ける
などの仕事があります。

飲み会のマナーとして当たり前になっているこれらのルール。
一度、考え直してみませんか?

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手酌をタブーとする謎の風習

とある飲み会。

自分のグラスが空になった。
目の前にあったビール瓶を手に取り、グラスに注ごうとすると、

「ダメダメダメ! ハイハイ。私が注ぐから。」

隣に座っていた先輩が、自分が手に持っていたビール瓶を取り上げ、ビールを注いでくれた。

「あっ、ありがとうございます。いただきます。」


飲み会でよくあるシーンですね。
このように自分でビールを注ぐ「手酌」を、良しとしない風習があります。

特に、40代以上の年代の方って「手酌は絶対にダメ!」と思っている節がありますよね。
手酌によって親でも殺されたのかな? と思うぐらい手酌を認めません。

最近の新入社員もお酌マナーはしっかりと学んできているようで、飲み会中は常に先輩のグラスを注視しています。
部長のありがたい話もそっちのけで、周囲のグラスをキョロキョロ。
ライバルに先を越されないよう、お酌のタイミングを虎視眈々と狙っています。

部長は若手社員のためを思って自分の昔話をしているのに。。

この「手酌を禁止するルール」、一度試しにやめてみませんか?

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手酌を認めて、各自自分のペースで飲もう。

他者からお酌されると、どうしても自分のペースでお酒を飲むことができません。

「ビールはそろそろやめて、次はハイボールを頼もうかな?」と思っていたら、
「先輩。ビールどうぞ。」

こうなったら、断るのも面倒なのでありがたく頂戴します。
「あぁ、ありがとう。」

見事、ビールタイムが延長されました。

ビールタイムを途中解約する場合は、後輩からの【気遣い】を断る必要があります。
スマホを契約途中で解約するぐらい、痛みが伴う作業です。

これが、「自分のお酒は自分で注ぐ」というルールになったら状況は変わります。

まず、若手社員の必要以上のキョロキョロがなくなります。
これで上司のありがたい話を新人はしっかりと聞くようになります。
さらに、飲み会の参加者は最初から自分の好きな飲み物を注文できます。

もちろん、周りに気を遣うことは大事です。
グラスが空になっている人がいたら、注文を何するか聞いてあげたら喜ばれられるでしょう。
ただ、別に新人の仕事である必要はないと思います。気づいた人が聞いてあげればいいのです。

サラダを小皿に取り分ける問題

大皿に乗って運ばれたサラダ。
これを取り分けるのも新人(もしくは、女性)の仕事とされています。

このルールも、もうやめにしませんか?
サラダなどの大皿で運ばれた料理は、各自自分でとることにしませんか?

トマトが嫌いな人もいれば、お酒が入ると食事をあまりとらない人もいます。
そんな中、新人がせっせと均等になるようにシーザーサラダを小皿に取り分けています。

多くの居酒屋では、小皿は一人一つの場合が多いです。
小皿に乗っているサラダを食べきらないと、次の料理を小皿にのせられません。
次の料理が来たら、また新人はみんなの小皿を回収します。
つまり、自分のペースで食事を楽しむことができないのです。

これが、「大皿の料理は各自自分で取る」となったらどうでしょうか。

トマトが嫌いなAさんはトマトを除いてサラダを皿によそることができます。
お酒を飲むと食欲がなくなるBさんは、サラダを食べる義務から解放されます。

もちろん、大皿のサラダから遠い席に座っている先輩の分をとってあげと喜ばれるでしょう。
ただ、これも別に新人の仕事ではなく、気が付いた人がしてあげればいいだけの話です。

【べき論】から卒業しよう

飲み会の場で気遣いは大事です。
話しが盛り上がってドリンクの注文ができていない先輩の注文を聞いてあげたり、
大皿から遠くに座っていて小皿に取り分けができていない同僚の分を代わりにとってあげたり、
そういった気遣いはとても大事だと思います。

ただ、それを【若手がすべき仕事】という【べき論】にするのは良くありません。
若手にとって飲み会が仕事に変わってしまいます。

話に夢中で先輩のグラスが空になっていることに気づけなかった若手は、<自分は気が利かないやつ>というレッテルを自分自身に貼ってしまいます。
確かにそんな経験も勉強の一つです。
ただ、若手からすると、飲み会に対するモチベーションは下がり続けるばかりです。

【べき論】から卒業して、もっと自由な飲み会を実現してみませんか?
きっとそれは飲み会だけではなく、職場環境にもつながるはずです。

若手ももっと飲み会に対してモチベーションもあがるはずです。

「お酌(お酒を注ぐ)」と「小皿への取り分け」は自分でやるようにしませんか?