配偶者特別控除や扶養控除の申告が間違っていないかの確認方法

2018年12月24日税金・年末調整

扶養控除(配偶者控除含む)の申告が誤っていないかの確認方法をご紹介します。
特に、配偶者特別控除(配特)は誤る可能性が大きいので要注意です。

年末調整で扶養控除を受けるためには、扶養者の12月までの収入を予測をして会社に申告をします。
書類提出時に予測して書いた扶養者の収入額と、実際の収入額に差異がある場合がよくあります。

平成30年から配偶者控除はより細かくなり、予測が5万円違っていると適用される控除額が異なってきます。
つまり5万円の予測違いがあった場合は、所得税を不正に低く納めている可能性があるのです。

扶養控除を申告した方は、これからご紹介する方法で必ず申告額と差異がないかチェックしましょう。
配偶者控除と配偶者以外の扶養控除とに分けてご紹介します。

扶養控除の確認方法 (配偶者以外)

配偶者以外(親や子ども)の扶養控除に誤りがないかをチェックする方法をご紹介します。

まず、扶養控除が適用される条件に付いておさらいです。

扶養控除が適用される条件

被扶養者の合計所得金額38万円以下(給与収入のみの場合、103万円以下の収入)であること。

収入の種類に応じて確認方法が異なります。

収入の種類 確認方法
給与収入 源泉徴収票の「支払金額」が103万円以下か
年金収入 こちらより算出した所得額が38万円以下であるか
その他の収入 確定申告時の所得金額が38万円以下か

年金額の所得計算は、年齢により計算式が異なるのでご注意ください。

配偶者控除(配特)の確認方法

配偶者控除(特別控除含む)が適用される条件に付いておさらいです。

配偶者控除が適用される条件

配偶者の合計所得金額が123万円以下(給与収入のみの場合201万6千円未満の収入)であれば、金額に応じて段階的に適用される。

収入額別の配偶者控除適用額については、こちらの記事にまとめております。

5万円予測額が異なると、適用される控除額が異なることが分かります。
申告書のコピーをとっていなかったらいくらで申告したのかわからなくなってしまいますよね。

コピーがなくても、自分の源泉徴収票から確認することができます。

源泉徴収票から、申告した配偶者の所得額を確認する方法

① 自身の源泉徴収票の「配偶者の合計所得」の額を確認

配偶者控除を会社に申告した場合は、申告書に記載した配偶者の所得予測額が源泉徴収票に記載されています。

源泉徴収票の真ん中あたりに「配偶者の合計所得」という項目があります。

こちらに記載されている金額が、年末調整時に申告した配偶者の所得額です。
(実際は、申告額から該当する基準額が表示されているケースがほとんどです。)

② 配偶者の実際の所得額を確認

配偶者の所得額を確認してください。

配偶者が給与収入のみの場合、源泉徴収票で確認できます。
源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」が所得額です。

確定申告される場合は、確定申告時に所得額が分かります。

③ ①と②が同じ控除額になる確認

①(申告額)と②(実際の所得額)が以下の表に適用した時、同じランクに適用されるか確認してください。










適用基準額
85万円以下
85万円超 90万円以下
90万円超 95万円以下
95万円超 100万円以下
100万円超 105万円以下
105万円超 110万円以下
110万円超 115万円以下
115万円超 120万円以下
120万円超 123万円以下

①と②が異なるランクの場合、適用される控除額が異なります。
税金が正しく計算されていないことになりますので、修正をする必要があります。

実際の所得が年末調整の申告額と異なっていた場合の対応方法

① 会社で再年末調整をしてもらう

年末調整に誤りがあったときのために、再年末調整があります。
再年末調整では、1月の給与で昨年の所得税を調整します。

会社によって締め切り日が異なりますので、会社の担当者に確認をしてください。
(多くの場合1月の1週目までとかです。)
また、社員の申告ミスの場合は受け付けていない会社もあります。

② 確定申告で修正

再年末調整で対応できなかった場合は、確定申告で自身で修正する必要があります。

期間中は、多くの税務署にて確定申告作成会場が設けられます。
申告方法についてご不明な方は、そちらの会場にて税務署スタッフにお問い合わせください。

修正しないとどうなる?

修正しないとどうなるのか?
結論から言うと、2~3年後とても面倒くさいことになります。

税務署はすぐ分かるので、数年後の税務調査で税務署は高確率で指摘をしてきます。

指摘を受けた場合、直近3年分の税務申告について調査されることになります。

詳細はこちらの記事をご覧ください。
どれほど面倒くさいかよく分かります。

面倒くさい目に合わないためにも、申告額が異なっていた方は必ず確定申告で訂正することをオススメします。