社会保険

【お得!】共済組合の積立貯金利率ランキング

公務員が加入する共済組合には、積立貯金という制度があります。この貯金制度は民間の銀行と比べ、利率がとっても高いことをご存知でしょうか。組合によっては2%の利率が適用されるところもあるそうです。

今回はそんな共済組合の貯金利率ランキングを調べました。

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そもそも共済組合とは?

公務員以外の方向けに簡単におさらいします。

一般のサラリーマンが健康保険組合に加入するのに対して、公務員は共済組合に加入します。共済組合は単一ではなく、いくつもの共済組合があります。例えば、「文科省共済組合」、「国土交通省共済組合」など。

地方公務員の場合は、「千葉県市町村職員共済組合」・「神奈川県市町村職員共済組合」などのように、47都道府県ごとに共済組合が分かれています。

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そもそも共済組合の積立貯金とは?

それぞれの共済組合は独自の貯金事業を行っています。

だいたい以下のような要領で行っています。(↓は代表例です)

●貯金の種類:積立貯金(給与から天引き)
●加入資格:組合員
●募集時期:年2回
●利息の計算:半年複利
●利息の決定:組合ごと(年に1回見直し)

共済組合が集めた貯金は独自に運用をして、貯金加入者の利率を決定しています。今回の調査で共済組合ごとにその利率が大きく異なることが分かりました。

【市区町村別】共済組合貯金利率一覧

それでは、その調査結果を見てみましょう。

都道府県共済組合 貯金利率
北海道 不明
青森県 不明
岩手県 不明
宮城県 1.00%
秋田県 1.25%
山形県 不明
福島県 0.60%
茨城県 1.68%
栃木県 1.50%
群馬県 不明
埼玉県 1.60%
千葉県 2.10%
東京都 不明
神奈川県 1.52%
新潟県 0.70%
富山県 1.20%
石川県 1.00%
福井県 1.00%
山梨県 1.20%
長野県 不明
岐阜県 不明
静岡県 不明
愛知県 1.00%
三重県 1.02%
滋賀県 不明
京都府 0.60%
大阪府 不明
兵庫県 0.90%
奈良県 1.10%
和歌山県 1.00%
鳥取県 0.80%
島根県 不明
岡山県 1.00%
広島県 0.80%
山口県 1.00%
徳島県 1.10%
香川県 0.80%
愛媛県 1.00%
高知県 0.75%
福岡県 不明
佐賀県 0.60%
長崎県 0.80%
熊本県 不明
大分県 0.70%
宮崎県 0.40%
鹿児島県 不明
沖縄県 不明

「不明」と書かれているのは、ホームページ上で一般に公開していない組合です。ログインを求めてくるところがほとんどで、組合員のみに利率を公開しているようです。




共済組合貯金利率ランキング TOP5

利率が高かったTOP5は以下の通り。

順位 都道府県 貯金利率
1位 千葉県 2.10%
2位 茨城県 1.68%
3位 埼玉県 1.60%
4位 神奈川県 1.52%
5位 栃木県 1.50%

もっとも高い利率だったのは、千葉県の共済組合。なんと利率は2.1%

下手に株や投資信託に手を出すより、貯金した方が大きなリターンを得られそうな利率ですね。うらやましい!

その他の共済組合の積立貯金利率

市区町村以外の共済組合はホームページが公開されていないところがほとんどです。特に、国家公務員の共済組合はほとんど見つかりませんでした。

唯一見つかったのは文部科学省の共済組合(0.3%)。

また、私立学校教職員が加入する私立学校共済組合でも確認できました(0.25%)。

共済組合 貯金利率
文部科学省 0.30%
私立学校共済 0.25%

都道府県の共済組合と比べると見劣りしますが、それでもかなり高い利率です。

利率が高いことで有名な楽天銀行やイオン銀行(イオンカードセレクト)でも、普通預金で0.1%程です。しかも、クレジットカード作成や証券口座と連携するなどの条件があります。

文部科学省の職員ならその3倍、千葉県の公務員ならその21倍の利率を無条件で受けることができるのです。共済組合の貯金利率が格別に高いのです。

本人や家族で利用ができる人がいましたら、とことん活用しましょう。

【おすすめ記事】

2019年に、高知県の利率が一気に半減させられていました。低金利の時代のため、今後利率が下がっていくことが予想されます。詳しくはこちらの記事にまとめています。↓

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