人事・給与担当者におすすめの映画5作品

今回は人事・給与担当者におすすめの映画をまとめていきます。
私自身映画が好きで、月に2本は新作を観て、家ではWOWOWとAmazonプライムに契約し、映画三昧な日々を過ごしております。
そんな映画生活の中で出会った、人事・給与担当者におススメの映画を今回はご紹介していきます。

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経済の歴史を知る

給与業務をしていく上で、景気動向の把握は欠かせません。
特に必要となる場面が、
・来年の昇給率の検討
・DCの投資教育
の2点ではないでしょうか。

そこでおススメの経済映画2作をまずはご紹介します。

マネーショート

おすすめ理由:
リーマンショックを投資家目線で学ぶ。

日本経済の大幅な景気後退を引き起こしたリーマンショック(2008年)。

2009年以降、賃金引き上げ額も前年に比べ大幅に減少しました。


参考

日経平均も2008年9月には1万2,000円台だったのが、リーマンが破たんした2008年10月には一時7,000円台まで下がりました。
日本企業では、DC制度が徐々に普及していた時期だったので、これより前にDCを導入した企業の担当者は、社員から「DCの資産が下がったぞ!」と、とってもクレームを言われたそうです。。(上司談)

そんな世界的不景気を起こしたリーマンショックを投資家目線で描いたのが『マネーショート』です。

難しい金融テーマをいかに分かりやすく楽しく伝えるか?」という点にエネルギーが注がれているので、リーマンショックについて楽しく学ぶことができます。
ちなみに、注目点は、ブラピの渋さとクリスチャンベールの投資家とは思えない腕の太さです。笑
給与担当者として「リーマンショックとは何か?」ぐらいはしっかりと説明できるぐらいになっておきたいものです。

【『マネー・ショート』が観れる映画動画サイト】

以下のサイトで『マネー・ショート』を観ることができます。
Amazon 〇TSUTAYA TV 〇U-NEXT 〇ビデオマーケット 〇dTV


銀行員の当事者目線でリーマン破たんの経緯を知りたい方は『ウォール・ストリート』がお勧めです。

リーマンショック後のアメリカのサラリーマン事情について知りたい方は、『カンパニー・メン』がおススメです。


次は反対に好景気の時代の作品です。

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

おすすめ理由:
バブル景気を学ぶ

バブルを知る金融関係者に大ヒットしたというバブル映画。
1980年代のバブルの雰囲気を知るうえで貴重な映画です。

バブル期には日経平均株価も過去最高の3万円8915円を付け、平均賃金もすごい勢いで上昇しました。


参考

バブルがはじけた後は賃金が下落。
統計上ではいまだにバブル期の賃金を超えられていません。(デフレ期に入ったことも影響していますが)

今後の最適な賃金を検討する上で、過去との比較は大切な1つの要素です。
対照的な2つの時代を知ることは、賃金検討時の良い参考材料になるのではないでしょうか。

【『バブルへGO!!』が観れる映画動画サイト】

以下のサイトで『バブルへGO!!』を観ることができます。
TSUTAYA TV

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マネージメントを知る

限られた資源の中で、組織目標を達成するために、どの分野にどれぐらい投資するのか?という点が経営上の最大の課題だと思います。
「投資」にはもちろん給与も含みます。
限られた資金の中で誰を昇給させるのか?
給与額に正解はありませんが、企業それぞれで最適解を見つけ出さなければなりません。
そんな時に観たい映画がこちらです。

マネーボール

おすすめポイント:
マネージメントを学ぶ

2011年にマイケル・ルイスによるノンフィクション書籍を原作とした作品。
「資金が少ない中でいかに弱者は戦うべきか。」というテーマのもと、低迷していた野球チームを復活させるストーリーです。

ブラッド・ピット演じるクラブチームのGM・ビリーは、徹底したデータ分析をもとにチーム運営を行う「マネーボール理論」を推し進めます。
自身の経験と感覚で選手育成を行っていた従来のチームマネージャーからは、馬鹿にされ、大反対を受けます。
そんな中でも、ビリーは熱い信念を持ち続け、チーム改革を成功させていきます。

この映画を観ると、
チーム運営の方針を変更するためには、情熱が求められることを、
最適なマネージメントをするためには、徹底したデータ分析が求められることを教えてくれます。
まさに「Cool head but warm heart.」を体現した作品だと思います。

【『マネーボール』が観れる映画動画サイト】

以下のサイトで『マネーボール』を観ることができます。
Amazon 〇TSUTAYA TV 〇U-NEXT 〇ビデオマーケット 〇dTV

行政を知る

シン・ゴジラ

給与・社保を仕事にしていると行政と関わる機会が少なからずあります。
行政に関する業務は気が進みません。。
手続きがとても面倒だったり、ちょっとした問合せでも回答が先送りされたり、責任逃れの発言をされたり。。
行政の官僚主義に悩まされている給与担当者は多いのではないでしょうか。

そんな行政の内情を知るのにもってこいの映画が『シン・ゴジラ』だと思います。

おすすめポイント:
行政の官僚主義を知る

ゴジラという超・緊急状態を前にして、浮き彫りになる日本の官僚主義。
この映画では行政の面倒くささがたっぷりと描かれています。

【『シン・ゴジラ』が観れる映画動画サイト】

以下のサイトで『シン・ゴジラ』を観ることができます。
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Amazonプライム会員なら無料で『シン・ゴジラ』を見ることができます。

人間の欲求を知る

人事の仕事をしているといろんな欲求を目にします。
承認欲求、所属欲求、自己実現欲求、などなど。
「給料を増やせばそれで満足なんでしょ?」と思っていたら、大間違いなんですよね。
給料のために働いているのはもちろんですが、それだけでなく、
様々な欲求を満たすために社員のみなさんはそれぞれ働いていることを日々実感します。
社員個々の欲求を理解しないと、人事の仕事は務まらないとも思っています。

そんなことに思いをはせられる映画がこちらです。

仕事を丁寧にこなし、同僚や上司、顧客からも高い信頼を得ている銀行女性職員。
しかし、彼女はふとしたできことがきっかけで、顧客のお金を横領し始めます。
嘘に嘘を重ね続け、着服した金額はどんどん膨れが上がり、彼女は後戻りできない状況に。
そんな彼女に待ち受ける運命とは。。

実際に起こった事件からヒントを得て創られたこの作品。
極端な事例ではありますが、「職場で高い評価を得ていたからと言って、人間幸せになれる訳ではないんだなぁ」と考えさせられる映画です。

【『紙の月』が観れる映画動画サイト】

以下のサイトで『紙の月』を観ることができます。
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原作はこちらです。


以上が人事・給与担当者におすすめの映画です。
どれも勉強になるだけでなく、作品としてとても面白いので気になる作品がありましたらぜひチェックしてみてください!

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